「キャリアチェンジ後!30代で伸びるコンサル・伸びないコンサルを解説」について書いていきたいと思います。
・30歳以降も成長するのに何をすれば良いの?
コンサルティングファームでのカルチャーとして、よく「Up or Out」と言われますよね。
成果主義を表し、「昇進するのか、辞めるか」ということと言われています。
つまりできない人はファームを去れということです。
しかし、コンサルタントの側からすれば、「成長する機会があるか、無いなら他で探す」とも言えないでしょうか。
コンサルティングファームと言ってもいろいろです。
優秀なコンサルタントがいて成長できる機会が多いファームもあれば、そうでないファームもあります。
また、会社は小さいけどしっかりしたファームもあれば、一方で大きいけど中身がないファームもあります。
例えどんなファームであっても、そこでの成長というのは貴重な機会です。
特に、30代での成長は重要とよく聞きます。
そこで、先輩等を観察しての学びを紹介したいと思います。
今回は「キャリアチェンジ後!30代で伸びるコンサル・伸びないコンサル」について紹介してきたいと思います。
コンテンツ
1.クライアントを知る
コンサルタントとして30代になると、信頼関係のあるクライアントのマネジメントも増えてきます。
段々と、そういった方々からコンサルティングの相談を受けるようになります。
そういったクライアントの企業について、知見を広げていくことが重要です。
- クライアントについて自分が担当したコンサルティング領域以外についての知見
- クライアントのお客様企業についての知見を増やす
- クライアントを取り巻く企業についての知見を増やす
- クライアントの業界や競合他社についての知見を増やす
これってFive Forces分析の視点に近いですよね。
あるコンサルタントの人はクライアントの知らない社員の人から、「うちの会社のことについて知りたいって言ったらあなたを紹介された」と言われて相談を受けたりなんてこともあるようです。
クライアントよりもクライアントについて知っていることが重要です。
上辺だけの知識で、本質を理解していない人はクライアントからも信頼されません。
本質を理解すれば、他のクライアント・他の業界への応用も可能になります。
※Five Forces分析については、以下の記事を是非読んでみて下さい
2.確固たる専門領域を持つ
20代は幅広くコンサルティングに関連する基礎スキルを習得することが必要です。
30代になると段々と自分の専門領域ができてくると思います。
少なくともその一つの領域について、他の誰にも負けないような専門性を付けることが必要だと思います。
例えば、金融や通信、流通、製造等の業種のスキルでもよいですし、SCMやCRM、HR、会計等の機能別の専門スキルでも良いと思います。
結構、バズワードのトレンドに惑わされる人も多いですが、それではダメです。
確固とした専門知識があれば、以下のようなことができるようになります。
- 新しいトレンドをかぎつける
- 新しいトレンドを正しく理解する
- 新しいトレンドが有効か、一時的なものか見極める
3.自分の実力を知る
自分の実力を知り、自分が何をすべきかを考えられる力も必要です。
実力主義と言っても、担当する案件等はどうしても運のようなところもあります。
実力はないけど、運だけで昇進したりする人も時々いるようです。
ただ、周りを見聞きすると、そういう人は30代で成功しても、40代で苦しんでいるようです。
また、実力が伴わないために、転職もできない人が多いと聞きます。
そういう人は大抵飲み会等に行っても自慢話しかしないようです。
そうならないためにも、自分の実力をきちんと理解し、今自分が何をすべきかを考える力が必要になると思います。
4.まとめ
自分自身まだ未知の領域のテーマですが、周りの先輩等から学んだポイントを紹介しました。
順調に昇進してポジションを上げていくためには、確かに運も左右するところがありますが、継続した成長にはやはり成長のエンジンとなる実力がどうしても必要となります。
そのため20代後半から30代にかけては、自分の実力をきちんと知った上で、コアになるクライアント、コアになる専門領域を作っていくことが重要になると思います。
『他者を知ることは知恵。自分を知ることは悟り』(老子)
※20代の方は、以下の記事も是非読んでみて下さい