【完全保存版】経営コンサルタントが実践する読書法を大公開!

ななみ
ななみ
こんにちは。
「コンサルタントが実践する読書法」について書きたいと思います。
・コンサルの仕事でも読書って必要なの?
・どういう風に読書すれば効率いいの?
・読まなきゃいけない本がいっぱい・・・

ということでお悩みの人は必見です!

経営コンサルタントの仕事は、クライアントに対して様々なアドバイスをしたり、事業戦略や業務構造改革の提案をしたりと様々な仕事がありますが、仕事の基本はアウトプットすることです。

私たち経営コンサルタントのアウトプットの価値を評価いただき、その結果、クライアントから報酬を頂いています。

しかし、そのアウトプットのために欠かすことができないことが情報のインプットです。

今回は、私が日ごろどのように情報をインプットしているのか、「コンサルタントが実践する読書法」について紹介したいと思います。

1.なぜ読書が必要なのか

クライアントとの仕事でインプットする際の基本はもちろんクライアントの持つ企業内情報です。

  • 財務データ
  • 中期経営計画
  • 情報システムの設計書

など、様々です。

私たち経営コンサルタントの仕事はこのインプットに付加価値を与えて、アウトプットにしていきます。

つまり、新しい価値を付加してアウトプットに転換するために、いわば触媒となるものが必要です。

そのため、単にクライアントから得られる情報だけではなく、様々な情報をインプットしています。

例えば、日ごろ、日経新聞や日経ビジネスなどの新聞・雑誌を読んだり、ハーバードビジネスレビューのような専門誌を読んだりしています。

その中でも私が最も重要なインプットと考えているのが、本を読むことです。

本を読むことは経営コンサルタントの仕事をする上で欠かせないことだと思っています。

2.3つの読書法の必要性とは?

本を読むといってもその目的によって方法を変えていて、私は以下の3つの方法を使い分けています。

・仕事のための高速インプット
・スキルアップのためのインプット
・趣味の読書

3つの読書法の必要性についてご説明していきます。

仕事のための高速インプット

経営コンサルティングの仕事をしていると、初めての業種のクライアントやこれまで経験していないようなコンサルティングのテーマに接することが多くあります。

当然、自分が専門とする業界やコンサルティングテーマでは色々な経験やナレッジがあっても、初めて接する業界やテーマにもチャレンジしていく必要がありあす。

その際に、行うのが高速インプットです。

クライアントと初めて仕事を始める際に「Day1仮説」というものを作ります。

これは、クライアントの持っている課題に対して、まさしくプロジェクトの初日にコンサルタントとして持つ初期の仮説です。

精度が高い仮説ではないですが、この仮説も簡単に出てくるものではありません。

そのためには、数日から1~2週間で、クライアントの企業はもちろん、クライアントの業界や担当する案件に関する内容などに一通り精通している必要があります。

そのようなインプットがあって、初めて仮説が出せるのです。

時に1週間で20~30冊程度の本に目を通すこともあります。

そこで必要となるのが高速インプットになります。

スキルアップのためのインプット

経営コンサルタントは、経営に関する知識はもとより、専門分野に関する知識をインプットしておくことも重要です。

クライアントの経営層の方には、よく勉強されている方も多く、経営する上で色々な課題が上がってくるため、様々な情報に接していらっしゃいます。

そこで、少なくとも自分が専門としている内容に関して勉強することはもとより、様々な話題に対してある程度の知識を持ってお答えしていく必要があります。

そのため、クライアントとの仕事に関するインプットとは別に、スキルや知識を習得するためのインプットも必要です。

専門書を読むことは難儀ですし、時間もかかります。

ポーターの「競争の戦略」は約500ページ、コトラーの「マーケティング・マネジメント」の最新版にいたっては約1,000ページです。

内容も難しく、ボリュームもある本ですが、読み進めている瞬間によく理解できるようになるというか、ひらめくようなタイミングがあり、それ以降は本を読み進めると様々な発想が生まれてきます。

すると不思議なことではありますが、それまで全然頭に入らなかった難しい内容も比較的スムーズに理解できるように思います。

日々のクライアントの仕事やそのインプットに時間をかけつつも、自分の専門性を高めるために1日30分程度でもスキル取得のためのインプットに継続して時間をつくっています。

趣味の読書

私の趣味は読書です。

趣味として読むのは小説で、色々な作家の本を読みますが、ミステリー小説がすごく好きです。

休みの日など、本屋さんを散策して、色々な作家の本を手に取りながら、本を選んだりすることも好きです。

ただ問題が一つあります。

読み始めてしまうと楽しくて、止まらなくなってしまうことです。

そのため、仕事が佳境を迎えるようなときは、趣味の読書は封印して、読書の誘惑を断ち切っています。

3.具体的な読書法について

経営コンサルタントとして、日々いろいろなインプットをするために、読書術なども研究しています。

例えば、フォトリーディングなども本を読んで研究・実践してみましたが、

  • 早く読んだ内容がきちんと頭に入ってきているのか
  • それが自分のスキル・知識として定着しているのか

というと疑問でした。

ここでは私が実践しているご紹介した3つの読書法について具体的なやり方をみていきましょう。

仕事のための高速インプット

最近、上岡正明さんの「死ぬほど読んで忘れない 高速読書」という本を読んだのですが、私が仕事で使用している高速インプットに考え方がすごく似ていると思いました。

仕事でのインプットの際に、Amazon.comで大人買いをしたりもしますが、本屋さんに行って買う場合も少なくありません。

その場合、本屋さんの店頭で、10分くらい本全体を通して読んで、良さそうであれば購入します。

結構真剣に読んでいるので、10分くらいの短時間でも全体感はつかめます。

オフィスや家に戻って、もう一度15分~30分程度かけて全体を読んでいき、重要な箇所にマークを付けたり、ページの端を折ってマーキングします。

最後は、マークした仕事をする上で重要な箇所だけを詳細に読んでいきます。

通常、仕事のインプットで読む本は、著者の人には申し訳ないのですが、時間をかけて中身を読むのは全体の1~2割程度です。

このようなところが、上岡さんの書かれている3回読むに近いかなと思います。

スキルアップのためのインプット

スキルアップのためのインプットは、山口真由さんの「PHP文庫 東大主席が教える超速「7回読み」勉強法」が近いと思っています。

何回かに分けて、キーワードを頭に刷り込みながら、理解していくイメージが非常に似ていると思っています。

やはり、難しい経営学の本などは1度読んでもなかなか理解できるものではないのですが、かといって1冊に時間をかけていては、いつまでたっても全体感がつかめないというもどかしさがあります。

そこで、全体を通して6~7回読む、山口さんの「7回読み」が、スキル習得の際のインプットに近いかなと思います。

趣味の読書

趣味の読書は全く別です。

本に導かれるまま、小説の世界に浸ります。

4.本は紙と電子のどちらがお勧めか

このようなインプットに向いているメディアは何なのでしょうか?

私も、AmazonのKindleを使ってはいますが、基本は紙の本を利用することが主流です。

大量の本をタブレット端末やiPhoneなどで持ち運びできるという点で、電子書籍は優れていますし、便利だと思います。

しかし、先ほどご紹介したような読書の仕方をしていると、

  • 気になったところにすぐに書き込む
  • マーキングする

という面においては、紙の本の方が優れているように思います。

同じような機能を今の電子書籍は持っていますが、すぐに探し出して情報にアクセスできるスピードは紙の本にはかなわないと思っています。

紙か電子かについては色々なご意見もあり、人の好みもあるかと思います。

ご自身が接して最も扱いやすい媒体を選ぶのが一番良いと思います。

5.まとめ

今回は、「コンサルタントが実践する読書法」として、私が日頃実践している読書法について紹介しました。

ただ、本の読み方って人それぞれのところありますよね。

私の紹介した読書法も参考にしてもらえると嬉しいですが、色々試して、自分にあった読書の仕方を探してみるのも楽しいと思います。

今日ご紹介した読書術についても、興味がある方は私が読んで参考にしてみた上岡正明さんや山口真由さんの本を読んでみて下さい。