今回は、「賢い転職エージェントの使い方とおすすめ5選の徹底比較!」について紹介したいと思います。
・将来のキャリアとか不安・・・
・結構周りでリストラの話聞くけど自社は大丈夫かな・・・
・やっぱり経営コンサル目指したい・・・
という悩みを抱えている人は必見です!
事業会社に就職したものの、将来のキャリアが心配となり、転職を考える人は多いと思います。
昔と違い、伝統的な大手企業でも業績次第で、一概にリストラというと乱暴ですが、希望退職を募ったりすることも普通になってきていますよね。
また、将来の会社が不安だからということで、新しいキャリアを考えている人も増えてきていると思います。
最近は、銀行等金融系で増えているように思います。
自動化が進み、キャッシュレスで現金の流通量も少なくなる中で、店舗等も減っていく傾向にもあり、自分の役割や存在意義に不安を感じているという話を時々お聞きすることがあります。
そこで、そんな皆さんの不安を解消してくれるのが転職エージェントになります。
世の中には、転職エージェントの会社もたくさんあり、テレビCM等で見かける会社もあれば、聞いたことない会社も多く、どこにどうお願いすればよいかわからないことも多いですよね。
今回は、転職活動において重要な役割を果たす転職エージェントについて、
- 自分自身の経験や友人の経験
- 転職エージェントを使っている採用側の人の意見
なども踏まえて、「賢い転職エージェントの使い方とおすすめ5選の徹底比較!」についてご紹介していきたいと思います。
コンテンツ
1.いつ転職活動を始めれば良いか
普通に会社に勤めていると、あまり転職について考えない人も多いかもしれませんが、結構新しいキャリアについて考えている人も少なくないです。
一般の事業会社だと、あまり頻繁に同僚等と転職の話を大っぴらにはしない人が多いように思います。
一方、コンサルティングファームでは、
- 「今度AさんがX社に行くらしいよ!」
- 「Bさんは2社の面接通ったみたい!」
など、転職の話をする機会は結構あります。
皆、他のコンサルタントの人がどんなキャリアに進むということに高い関心を持っています。
さすがに、コンサルティングファームでも、1年目から本格的に転職活動をしている人は見かけませんが、2年目、3年目くらいになるとほとんどの人が転職活動しているように思います。
転職活動をしていない人は、全体の2~3割くらいという気がします。
では、「いつから転職活動をすれば良いか?」についてですが、個人的には、入社したその日からと思って良いと思います。
就活で色々調べて、選んで、そして努力して入社した会社ですよね。
でも、なんだかんだ言っても、学生の時には会社の仕事の実態とか正直あまり分からないと思います。
本など読んで分かったような気になるけど、実際に働いて初めて「こんな仕事だったんだ」と感じることができます。
やはり、就職して働いてみて、
- 自分のやってみたい仕事について
- 将来やりたい仕事について
などを段々と具体的に理解できるようになると思います。
その実感を踏まえて、改めて自分自身のキャリアについて考えてみることは重要なことだと思います。
だからと言って、入社してすぐに会社を辞めて転職活動をしましょうと言う話ではありません。
第二新卒として割り切って活動するのであれば良いですが、1年目で転職したりしても、決して企業の採用担当者は評価してくれません。
でも、転職エージェントには早めに早めに相談するのが良いと思います。
2.転職エージェントの概要
皆さんにとって、重要な役割を果たしてくれる転職エージェントの会社についてご紹介したいと思います。
規模の違いや、専門としている職業の分野などで違う場合もありますが、大抵は以下の3つの役割が転職エージェントの会社の中にはあります。
・リクルーティングアドバイザー(通称:RA)
・キャリアアドバイザー(通称:CA)
・マッチング機能
通常、CAの人たちと話をする機会が多いと思いますが、特定の企業との面談が近づいてきたりすると、場合によりRAの人と話す機会も出てきたりします。
この3つについて詳しくみていきましょう。
リクルーティングアドバイザー
リクルーティングアドバイザー(通称:RA)という役割の人は、求人している企業を担当している営業です。
主な仕事は、
- 新規での顧客企業等の開拓や既存の取引先企業のフォロー
- 担当する企業での組織ごとの課題のヒアリング
- ヒアリング結果に基づく新しい人材要望の開拓
- 収集した人材要望による求人票の作成とCAとの情報共有
- 候補者の選考プロセスの支援
- 内定後の採用のフォロー
等があります。
キャリアアドバイザー
キャリアアドバイザー(通称:CA)は転職エージェントに申し込んだ場合、通常多くのサポートをしてくれる人です。
主な仕事は、
- 申込者の情報整理・確認
- 申込者との面談、カウンセリング
- 申込者にマッチした求人の検索
- 申込者への求人の紹介
- 応募のサポート(推薦状作成、履歴書・経歴書等資料作成のアドバイス等)
- 進捗のフォロー(面談日程の調整や面接へのアドバイス等)
- 内定受諾の意思決定の支援
- 内定後の入社までの支援
等があります。
マッチング機能
明示的に設置していない企業もあるようですが、
- 企業側の求人
- 個人の申込者からの情報
をもとに、求人の要件と申込者の希望や経歴から、ベストなマッチングを行う役割です。
転職エージェントでもITの活用は盛んになっており、このマッチングに、AIなどを取り入れている会社もあるようです。
3.転職エージェントを使う理由
転職エージェントを使う理由は大きく以下の2つあります。
・求人案件を紹介してもらう
・キャリアに関するアドバイスをもらう
この2つを詳しくみていきましょう。
求人案件を紹介してもらう
応募先が明確になっている人は、求人案件を紹介してもらう必要はないですよね。
コンサルティングファームには色々な会社があります。
色々な会社の求人を一つ一つを探していくのも大変だし、その求人が自分の希望やスキル等にマッチしているかの確認するのもかなりの時間が必要になりますよね。
自分の会社の仕事もあるので、時間の有効活用は必要です。
そこで、リクルーティングアドバイザーの人が探してくれて来た案件の中から、皆さんのプロフィールなどを考慮して、転職エージェントの会社の中で持っている最適な求人を紹介してもらうことが良いと思います。
紹介してもらった求人のイメージが多少でも違えば、きちんと伝えていけば、段々と自分のイメージしている求人に近づいていくことができます。
キャリアアドバイザーの人も、個々の目指すキャリアや会社のイメージを具体的に教えてもらった方が、より有効な求人を探してくることができます。
遠慮せず、きちんと自分の考えを伝えましょう。
キャリアに関するアドバイスをもらう
転職する際は不安なことばかりですよね。
私も転職活動を始めた際、
- エージェントにいつ申し込もうか
- エージェントになんか聞かれたらなんて答えたら良いだろう
など、色々考えていると直ぐに数週間たってしまいました。
普通は、エージェントから転職希望者には料金はかからないので、まずは気楽に相談してみるのが良いと思います。
基本は、自分のキャリアに関するアドバイスを無料でしてくれる貴重な人たちと考えるのが良いと思います。
自分のキャリアアドバイザーとして、転職エージェントに相談してみると良いと思います。
会社によって、色々特色はありますが、まずは相談に乗ってもらって、色々な最新の情報やアドバイスをもらうことから始めましょう。
4.転職エージェントを使わないケース
必ず転職エージェントを使うのが有利かというとそうでないケースもあります。
転職エージェントにお金を払っているのは、求人側の企業です。
企業の採用担当者の話では、だいたい候補者の転職先での年収の3割くらいを求人側企業が転職エージェントに報酬として払うケースが多いようです。
分かり易い数字で例えると、
- 1,000万円の年収の人を採用=約300万円のコスト
結構、大きい数字ですよね。
なので、行きたいコンサルティングファームが明確であれば、そのコンサルティングファームに直接申し込むという選択肢もあります。
転職活動が初めての人にとっては、結構ハードルが高いかもしれません。
でも、内々の話を聞いてみると、勇気をもって、直接WEB等から応募される人は結構評価されていると聞いています。
そういった、積極的な姿勢は、コンサルタントの資質としてとても重要だからです。
採用する側としても、年間億単位のお金がセーブできるのですから、同じようなスキルで当落線上にあれば、どちらを採用するかは明らかですよね。
5.どう転職エージェントを使えば良いか
転職エージェントをどう賢く使えば良いか、具体的にご紹介していきます。
いつ頃転職したいのかの相談
初めての転職の際には、いつ頃転職するかわかりませんよね。
転職エージェントに登録すると、大抵「いつ頃転職をお考えですか」とか聞かれます。
初めての転職だと、いつと聞かれても、明確にいつまでに転職しますと答えられる人は少ないです。
そういった場合、「自分にあった良い案件があれば、なるべく早いタイミングで転職したいと思ってます」というような対応で良いと思います。
決して、
- 「転職の意思は決まっていません」
- 「1年以降です」
などを言うことは、望ましくないです。
色々な事情があっても、自分は転職の意思があることをきちんと伝えましょう。
転職エージェントの人も、ビジネスにならないのであれば、他の候補者を優先しようとします。
皆さんにとっては、無料かもしれませんが、キャリアエージェントにとっては、転職する意思がない人に時間を割くことは死活問題です。
求人を紹介してもらう
転職エージェントに登録しても、何も自分からアプローチしなければ閑古鳥が鳴いてしまいます。
できれば、自分の担当のキャリアエージェントには、時々連絡をするようにしましょう。
具体的な案件が進んでいないと、
- この人はもう少し今の会社にステイするのかな
- 他のエージェントで違うファームに内定貰ったのかな
など、キャリアアドバイザーも色々悩んでしまうと思います。
だれでも、そういうのは面倒くさいですよね。
なので、定期的にキャリアアドバイザーとコミュニケーションをとって、自分の意思を伝えておくことは重要です。
履歴書・職務経歴書の書き方のアドバイスをもらう
履歴書とか職務経歴書とか書くの大変ですよね。
色々な本が出版されていますが、具体的には書いていないですよね。
経験のあるキャリアアドバイザーであれば、この会社にはこういう書き方が受かりやすいとかのノウハウがありますし、当然、リクルーティングアドバイザーと連携して、適切なアドバイスを貰うことができます。
無料だからといって遠慮せず、不明な点や不安な点を質問してクリアにすることが重要です。
キャリアアドバイザーも忙しいので、何も言わないと、この人はやる気がないのかなと思われて、段々とアプローチがなくなっていきます。
また、アドバイスをもらう際も、なるべく熱心にコミュニケーションするようしましょう。
なぜかというと、転職エージェントからくる履歴者や職務経歴書を見ると、どう見てもコンサルティングファーム向けでないものがたくさんあるそうです。
そのため、ご自身の転職熱意が相手にきちんと伝わっているかどうか、今一度セルフチェックしてみて下さい。
面接に向けてアドバイスをもらう
初めての転職での面接は、誰にとっても不安だらけですよね。
あまり熱心でない転職エージェントは、具体的なアドバイスをしてくれません。
もしかすると、先ほど紹介したように、皆さんの熱意に問題がある場合もあるかもしれません。
面接の予定がセットされたら、積極的に自分の不安等をきちんとキャリアアドバイザーに相談するのが良いと思います。
キャリアアドバイザーの人は、この会社では過去にこういう質問がされる傾向が高いなど、リクルーティングアドバイザーと情報共有をしています。
なので、面接に関する心配ごとは、率直にキャリアアドバイザーに相談しましょう。
処遇を交渉してもらう
面接がうまく通れば、最終的な入社時期や、給与の調整です。
日本人は結構、お金の交渉は嫌ですよね。
あまり貪欲にお金を求めると、経験のないコンサルタントはキャリアチェンジの機会を台無しにするので、注意してください。
でも、
- どうしてもこの線は外せないという給与の下限
- この給料でこういう勤務形態は自分には無理
などという場合は、キャリアアドバイザー経由でもちゃんと話をすべきです。
懸念があるのに、いい加減に話を進めると、入社してから困るのは自分自身ということを忘れないで下さい。
転職後でも何かあれば相談に乗ってもらう
転職後でも困ったことがあれば、キャリアエージェントに相談しましょう。
大抵のコンサルティングファームは3か月から6か月の試用期間を設けています。
皆さんが正式採用されれば、大きな報酬となりますが、失敗すると転職エージェントにはお金が入りません。
よって、何か入社後に不安なことがあれば、転職エージェントに相談しましょう。
皆さんの能力の問題があるかもしれませんが、転職先のコンサルティングファームに、パワハラやセクハラの問題がある場合もあります。
遠慮せずに、自分の感じている不安や抱えている問題を相談することが重要です。
6.どの転職エージェントが良いか
転職エージェントは、大手から中小、総合的なサービスを提供している会社から特定の業種に特化した会社など様々です。
正直、超大手で色々な会社を扱っている会社が有名だから良いかというとそうではありません。
ネット等で情報をよく収集して、どういう会社がどういう業種に実績があるのかを見極めてください。
コンサルティング業界を得意としない大手の転職エージェントに登録しても、転職活動はほとんど進みません。
では、お勧めの転職エージェントを紹介していきたいと思います。
株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント
出典:JAC Recruitment公式サイト
JACリクルートメントは、大手の総合転職エージェントになります。
比較的ハイクラスの求人を得意としているので、コンサルティング業界経験者は積極的に相談してみるのが良いかと思います。
また、海外のグループ会社のネットワークもあるので、外資系の会社や海外への勤務を考えている人にも有力な転職エージェントです。
ランスタッド株式会社
出典:ランスタッド公式サイト
ランスタッドは、オランダに本社を置く、世界第2位の人材サービス会社で、4万人に近いスタッフを擁しています。
日本でも、人材派遣、人材紹介、再就職支援といった総合人材サービスを展開しています。
独自のネットワークを生かした外資系会社の案件やハイクラスな案件を得意としている会社です。
海外勤務の案件なども多く持っているので、英語はじめ外国語のスキルを生かしたい人にお勧めです。
アクシスコンサルティング株式会社
アクシスコンサルティングは、コンサルティング業界を得意とする転職エージェントです。
コンサルティング業界以外だと、IT業界も得意としている会社です。
コンサルティング業界を得意としているので、初めてコンサルティング業界を志望される方も是非相談されてみることをお勧めします。
エージェントの方も、コンサルティング業界やIT業界の出身者が多く、親身になってアドバイスをしてくれる会社です。
株式会社コトラ
出典;コトラ公式サイト
KOTORAも、総合転職エージェントになりますが、コンサルティングの他、金融やITといった業界に強みを発揮しています。
エージェントの中には、コンサルティング業界経験者もいるで、業界内部を知っているからこそできるアドバイスを貰うことができます。
DODA(パーソルキャリア株式会社)
出典:DODA公式サイト
パーソルキャリア(旧・学生援護会→インテリジェンス)が運営する大手転職情報サイトです。
求人広告に応募して、企業の人事担当者と直接やりとりする従来型の転職サイトサービスと、キャリアアドバイザーを介して、転職相談や求人紹介のサービスも利用できます。
大手で様々なコンサルティングファームの求人情報を持っているので、コンサルティング業界未経験者の方は、まずは登録をお勧めします。
7.まとめ
初めて転職をしようとしている人にとっては、転職は結構ハードル高いですよね。
その点で、初めて転職する人にとっては、転職エージェントは心強いパートナーです。
悩んでしまう前に、一度相談してみることが良いと思います。
ただ、コンサルティング業界の予備知識は少しでも学んでおきましょう。
ただ、コンサルティング業界の予備知識は少しでも学んでおきましょう。