【実践編】コンサルティングファームの面接で頻出の質問を徹底解説!

ななみ
ななみ
こんにちは。
「コンサルティングファームの面接で頻出の質問を徹底解説!」について紹介したいと思います。
・面接で具体的にどういうこと聞かれるの?
・それに対してなんて回答したら良いの?
ということをもう少し詳しく知りたい人は必見です!

前に「コンサルティングファームでの面接突破のための振る舞い方」について紹介したのでそちらも合わせて読んでみて下さい。

※以下の記事を参考にどうぞ

【実践編】コンサルティングファームでの面接突破のための振る舞い方を徹底解説!

今回は「コンサルティングの面接で頻出の質問」についてご紹介していきたいと思います。

このブログでは、

  • 私や私の友人の転職した際の経験
  • 知り合いのコンサルタントの人から聞いた面接する側の意見や経験

などを踏まえて、より実践的な紹介をしていきたい思います。

※なお面接で出され得るフェルミ推定・ケース問題については以下の記事を参考にして下さい

【完全対策】フェルミ推定・ケース問題の突破術を徹底解説!

1.なぜコンサルタントを志望するかについて

皆さんも想定がつく質問かもしれませんが、なぜ経営コンサルタントになりたいのかということは、重要なポイントです。

迷いなく的確な答えを準備しておく必要があります。

「なぜコンサルタントになりたいの?」

質問の意図はそのままです。

なぜ自分がコンサルタントという仕事を新しいキャリアとして選択したのかを熱く語る必要があります。

前向きに新たなキャリアにチャレンジする姿勢も含めて、思いを伝えるようにしましょう。

「今の会社をわざわざ辞めなくても良いように思うけど、なぜ転職なの?」

日本を代表するような

  • 製造業
  • 小売業
  • 銀行
  • 保険会社

など様々な企業からコンサルティングファームに応募する人はたくさんいます。

特に、最近ではメガバンクや大手の証券会社からの応募が増えているように思います。

コンサルティングファームは、そのような企業に比べれば、

  • 雇用が不安定
  • 福利厚生も十分ではない

会社が多いと思います。

そのあたり、安定ではなく、自分のキャリアに向けたチャレンジを訴えることが重要だと思います。

「コンサルタントの仕事って具体的にイメージできているの?」

  • 経営コンサルタントって格好良く聞こえるから
  • 給料が良さそうだから

など少し不純な気持ちでコンサルティングファームを受ける人も結構多いです。

本やネットで調べたことでも構いませんので、

  • コンサルティングの仕事はこういう仕事だと思っている
  • コンサルティングの仕事のこういうところに魅力を感じている

ということを具体的に語れることが必要です。

また、大変なところがあることも分かっているということもきちんと言えるとより良いです。

仕事として未経験なので、多少外れていても問題ありません。

ただ、きちんと勉強してある程度は正確に答えられるようにしておきましょう。

「どんなコンサルタントになりたいの?」

  • どんなコンサルタントになりたいか?
  • どのような専門領域のコンサルタントになりたいか?

というキャリアプランに関しても質問されることは多いです。

自分自身として、

  • 会計領域の専門家
  • 業務プロセス改革の専門家
  • 流通関連業務の専門家

など将来どのようなコンサルタントになりたいかについて具体的に考えておきましょう。

これは、皆さん自身が、

  • 本当に自分がしたい仕事は何か?
  • 経営コンサルタントとして何がしたいのか?

ということを整理する上でも重要だと思います。

経営コンサルタントになる人は上昇志向が強い人が多いと言われますが、単に偉くなりたいというような上昇志向では間違いなく落とされると思います。

経営コンサルタントとしてどのようなプロフェッショナルになりたいのかという観点で、どういう将来のキャリアプランを考えているかをきちんと説明できるようにしてください。

2.今どんな仕事をしているかについて

現在どんな仕事をしているのかということは、

  • 会社に入社してからの実績や経験
  • どういう領域のスキルがあるのか

という点で聞かれます。

ただ、若い人の場合は、仕事のことだけでなく、学生時代のことも聞かれることもあります。

「これまでの仕事について教えてください」

簡単な質問ですが、論理的かつ時系列で整理して、ご自身が入社されてからの仕事を話せるように準備してください。

準備していない人は、だらだらと的を射ない紹介が続きます。

  • 業務の概要
  • 自分で実施したこと
  • 自身の役割

などをきちんと説明できるようにしましょう。

かつ、チームでの仕事ならチームの大きさとか、自分の下にメンバーがいたのであれば、どのような立場で部下を指導したか等も分かるように説明しましょう。

また、仕事の上で自身で大切にしていること等も話ができると良いと思います。

例えば、コンサルティングの仕事だと、表裏なく「クライアントの成功への貢献」を皆大切にしております。

日頃仕事をする上で大切にしていることを自分の言葉で説明できると良いと思います。

  • チームワークを大切にしている
  • 人と人との約束や信頼関係を大切にしている

など自分の仕事を思い返して、考えてみてください。

「これまで仕事で失敗をしたことある?その際、どう対応したの?」

これも一般的な質問ですが、自分の仕事のエピソードとして、どのように臨機応変に対応できたか説明できるようにして下さい。

ただ、あまり話を「盛りすぎる」と突っ込まれた時に答えられなくなりますので、実体験を踏まえて答えられるようにしましょう。

面接をするコンサルタントの人は百戦錬磨ですので、あまり安直に答えないほうが良いと思います。

「なぜ大学に5年通っていたの?」

いいかげん社会人になってから、聞かれないと思うかもしれませんが、学歴等基礎的な知識レベルを確認するために、書類審査や面接前にチェックされています。

  • 二浪以上している方
  • 留年している方

などは、必ず理由と目的を答えられるように準備しておきましょう。

大学卒業して数年の人は、

  • なぜこの大学を選んだの?
  • 大学卒業した時、なぜA社に行こうと思ったの?

など新卒と同じような質問もされることを想定して準備しましょう。

「なぜ1年で会社を変わろうと思ったの?」

新卒でも転職でも、1年くらいで会社を変わろうとする方は、きちんと説明できるようにすべきだと思います。

1年で会社を辞めるということは、以下のことを思われがちです。

  • 根気がないからやめたいのかな
  • 今の会社を選ぶ際にあまり考えていなかったのかな
  • 入社してからどういう仕事を任されるか想定できなかったのかな

コンサルタントに求められる仮説設定能力が足りているのかどうかも経営コンサルタントの人は気になるところです。

特に、ジョブホッパーの人は、それが理由で落とされることはありませんが、なぜ短期間で転職を繰り返しているのか、その理由をきちんと説明できるように整理しておくことが重要です。

もう一つ、注意したほうが良いケースとして、既に会社を辞めて無職の状態の人です。

できれば、職務経歴書等にも退職した際の理由を記載したほうが良いですし、なぜ、現在無職なのかを面接でも説明できるようにしましょう。

3.自社について

ネットとかで、コンサルティングファームはブラック企業ぽく書かれていることがありますが、昔ほどはブラックではないと思います。

働き方も変わってきていると思います。

しかし、報告会の準備等仕事が佳境を迎える時は、結構忙しくなることも事実です。

「体力には自信がある?」「仕事のピークはあるけど、問題ない?」

いくら働き方が変わったと言っても、報告会の前とかはどうしても残業や休日出勤が必要になったりします。

経営コンサルタントは、「頭脳が命」ではありますが、「体力」も必要です。

また、はじめから残業や休日出勤が無理であれば、コンサルティングファームは受けないほうが良いと思います。

「地方の出張は問題ない?」

コンサルティングファームは、東京にメインのオフィスを置くファームがほとんどです。

そのため、東京以外のクライアントのプロジェクトでは、出張ベースで、月曜~金曜は現地に滞在するということも少なくありません。

家庭の事情等で地方に常駐できない場合は、きちんと事前に説明しておきましょう。

ごまかして入社しても、困るのはご自身であり、ご家族です。

「住めば都」ということもあるかもしれませんが、できるかどうか慎重に考えて回答してください。

「自分より若い人が上司ということもあるけど、大丈夫?」

大抵は、皆さん問題ないと答えますが、もし少しでも無理かなと感じるなら、きちんと答えたほうが良いと思います。

特に、日本の大手企業で数年務めていると、コンサルティングファームのカルチャーには合わないところも身についている人もいるように感じています。

入社してしまった後で、「年下に顎で使われるのは無理」と思うより、まず自分自身でよく考えて応募しましょう。

ただ、他社での経験は決して無駄にはなりませんので、入社当初は一番下でも、頑張ってスキルアップすれば、ステップアップのスピードも速いです。

そういうところも、コンサルティングファームの良いところではあります。

4.年収について

年収は重要ですよね?

あまり安直には言えませんが、コンサルティングファームの新卒の初任給を調べてみると分かると思いますが、一般の事業会社に比べるとまあまあの金額ではないかと思います。

なので、年収などは正確な情報、正直な気持ちを伝えましょう。

「希望年収と、最低希望年収を教えて下さい」

正直に、

  • 現在の年収
  • 希望年収
  • 最低希望年収

を伝えるようにしましょう。

会社によっては、源泉徴収票の提出が求められる場合もありますので、あまり適当な回答は控えましょう。

人によっては面接の際に、「年末に昇給があり、今より100万円は給料が上がります」とか、ちゃっかり主張する人もいたりします。

どこまで通用するかわかりませんが、自分の考えていることはきちんと伝えておいたほうが良いともいます。

ただ、希望年収は高くなくても、現状の年収より大幅アップを希望する人もいます。

コンサルティング経験者ならともかく、未経験者はこの辺は空気を読んでください。

「希望のポジションとかあるの?」

現職がコンサルタントで実績がない限りは、聞かれることはないでしょう。

ただ、注意しなければならないのは、経営コンサルタントのプロフェッショナルとしての成長のためにキャリアチェンジするということが重視されます。

そのため、ポジションが欲しいようなニュアンスのことは話さないほうが良いでしょう。

もし、ポジションが欲しいのであれば、現職と同様の会社に実績を売りにして、転職したほうが良いと思います。

5.入社について

面接まで進んでいるのは、

  • 書類審査
  • WEBテスト

などに合格している人です。

その中で、優秀だと思う人には是非入社してもらいたいという思いで面接をしています。

なので、入社の意志等について聞かれるので、きちんと答えられるようにしましょう。

「なぜ弊社を選択してくれたの?」

色々なコンサルティングファームがある中で、なぜそのファームを選んだのか、答えられるようにしましょう。

  • ブランドがあるから
  • 外資系だから
  • 給料が良さそうだから

など、個人的には色々な理由はあると思いますが、きちんと理由を答えられるようにしましょう。

「他にどんな会社を受けているの?」

聞かれて邪魔されたりしませんので、ある程度正直に答えたほうが良いように思います。

例えば、「A社で内定が出てます」と言われれば、当然選考も早くなります。

一方で、「B社とC社に応募しましたが、書類審査で全て落ちました」とかいうことまでは言わなくても良いかなと思います。

決してプラスにはなりませんので、余り正直に話さなくても良いかなとは思います。

「内定後どのくらいで入社してくれる?」

今勤めている会社の状況を踏まえて、引き継ぎ、引き留め等を想定して情報を伝えましょう。

当然、早く入社してもらうことの方が、コンサルティングファームにとっては嬉しいことではありますが、入社のタイミングが想定から大きくずれるのは、あまり良いことではありません。

「1年後です」と言われるとさすがに考えますが、数カ月程度であれば、正しく伝えるべきです。

また、面接で伝えた時期より、引き継ぎ等で遅れる場合もあると思います。

そのような場合には、躊躇せずにすぐに相談するようにしましょう。

現在の仕事をきちんと整理して、担当しているお客様や会社に迷惑をかけずに退職することが最も重要です。

「内定出したらすぐに返事くれる?」

このような質問も正直に答えるようにしましょう。

少し考えたいのであれば、「貴社とA社で迷っています。A社の方の面接の結果を踏まえて、最終的な判断させていただけないでしょうか」というように、現状踏まえてきちんと回答するのが良いと思います。

「貴社に行きます!」と言えば、手続きがすぐに始まりますし、色々手続きが始まってからは断りにくくなると思います。

一方で、「貴社は滑り止めです」というようなことをストレートに回答することは失礼にあたりますので、避けるようにしましょう。

6.まとめ

「コンサルティングファームの面接で頻出の質問を徹底解説!」ということで、これまで私や私の友人等の経験を踏まえて具体的に面接で聞かれた質問を紹介しました。

共通して言えることは、

  • 経営コンサルタントという仕事に魅力を感じている
  • そのキャリアの実現に向け全力で取り組みたい

という思いをきちんと伝えられることです。

決して、今の会社が嫌だからとか、後ろ向きの理由だったり、他責にするようなことは言わないようにすべきです。

また、紹介にあたり、少し一般的な表現に読み替えてはおりますが、最低限聞かれる質問と思っていただいて良いと思います。

面接への準備として、メンタリスト DaiGoさんが書かれた本も面白いと思いますので、気軽に手に取ってみてください。