【RPAの図書館】RPAの必読書を大公開!

ななみ
ななみ
こんにちは。
「RPAの必読書」について紹介していきたいと思います。
・そもそもRPAってなに?
・どのRPAツールが自分の会社に合っているの?
・RPA導入するにあたって、どんな準備をすれば良いの?
・効果を出すためにはどうすれば良いの?

といった疑問を持たれている方は、ちょっとこの記事に立ち寄ってみてください!

皆さんの探している本を分かりやすいように、目的別にご紹介していきたいと思います。

1.とりあえずRPAを知ってみたい人

まずは「そもそもRPAってなに?」ということから勉強したい人におすすめの本を紹介します。

  • 「働き方改革」とかRPAツールを使って何を実現することができるか?
  • RPAのツールで業務を効率化できた事例はどのようなものがあるか?
  • RPAのツールにはどういう機能があり、何ができるのか?
  • RPAで開発はどのようにすれば良いか?
  • RPAの運用はどういう点に気を付ければ良いか?

といった疑問をカバーしてくれます。

まずはおおざっぱにRPAを広く浅く情報を集めたい方にお勧めする本です。

「60分でわかる! RPAビジネス 最前線」

手始めに短時間でRPAについて知りたい方は、こちらの本にざっと目を通してもらえると良いと思います。


RPAビジネス研究会 (著), ナイスジャパン株式会社 (監修)
技術評論社

「いちばんやさしいRPAの教本 人気講師が教える現場のための業務自動化ノウハウ」

もう少し詳しく知りたいと思う人には、こちらの本の方が向いていると思います。

  • どのように導入を進めて行けば良いか
  • どのようにツールを選定すれば良いか

などのヒントが得られると思います。


進藤 圭 (著)
インプレス

2.社内導入に向けた企画書等を書かなければならない人

会社の中でRPAの展開をするにあたり、色々なシチュエーションがありますよね。

  • RPAツールの研修を受けてみる
  • RPAのPoCで一部業務の自動化を行い、検証する
  • PRAの導入を自部門対象に開始する
  • 全社にRPAを展開する
PoCとは?
英語のProof of Conceptの頭字語。
新しい概念や理論、原理などが実現可能であることを示すための簡易な試行。

いずれにしてもお金がかかるので、会社の承認が必要になりますよね。

そのために、

  • RPAを何のために導入するか
  • RPAの導入にあたり何をしなければならないか
  • RPAの導入にあたりどのような効果を得ようとしているのか

といったことを説明した企画書等を作らないといけないのはどの会社も同じだと思います。

RPAを導入する規模や使うお金の大きさでも変わってくるかもしれませんが、企画書を書くためのネタとしてお勧めする本です。

「RPAの威力 ~ロボットと共に生きる働き方改革~」

アビームコンサルティングのコンサルタントが書いている本なので、働き方改革の話やRPAの考え方・事例などが中心になります。

ハンズオンでの実践的な内容はなく、企画書を書いたりするための参考資料だと思って手に取ってください。

どちらかというとマネジメントの方向けの本です。


安部 慶喜 (著), 金弘 潤一郎 (著)
日経BP

「RPAの真髄」

先ほど紹介した本の続編で、アビームコンサルティングのコンサルタントが書いている本です。

前回と同様に事例等の紹介もありますが、本格展開に向けた取り組みやロボットの運用・統制について書かれているので、より実践的な内容が多くなっています。

また、AIの活用等、新しい技術への取り組みについても書かれています。

先に紹介した「RPAの威力」と迷うなら、こちらの「RPAの神髄」を手に取ってみてください。


安部 慶喜 (著), 金弘 潤一郎 (著)
日経BP

「RPAのはじめかた ~ツールを見ながら巡る! RPAの楽しい世界」

企画書を書く際にもある程度ツールを選定したりする必要があります。

様々なRPAツールを紙上で体験できるように工夫されています。

RPAツールの情報を一通り集めるという点で参考になります。


カワサキ タカシ (著), RPA BANK (監修)
技術評論社


3.導入・展開に向けて何をすべきか知りたい人

RPAの導入を行うには、RPAツールを準備するだけではなかなか上手く行きません。

そのあたりは当サイト内でも紹介していますが、RPAツールの準備以外に他社での事例等を参考にしながら準備をする際に一読することをお勧めする本です。

ひとり情シスのためのRPA導入ガイド」

RPAを導入するにあたり、

  • どのように導入を企画するか
  • どのようにツールを評価するか
  • どのように導入するか
  • どのように展開していくか

といった一通りの内容について触れています。

単にRPAを導入するだけの話ではなく、情報システム部門としてすべきことにも触れられており、部門別でRPAを独自に導入しようとしている人にも参考になります。


福田 敏博 (著)
リックテレコム

「決定版 実践! RPA (日経BPムック)」

「これからRPAを導入する人」にも「RPAの活用や展開で悩んでいる人」にも気を付けなければならないポイントを簡単に説明しています。

  • RPAを活用して、より効果を出したい
  • RPAで組織の働き方改革を実現したい

などの問いに答えてくれる本です。

また、AI-OCR等と連携した事例等、現場で活用できる内容にもなっています。


日経 xTECH/日経コンピュータ (編集)
日経BP

「失敗しないRPA (日経BPムック)」

先に紹介した本と同様に日経BPのムック本なので似たようなコンセプトの本ですが、実際の導入事例からの学び等が多く紹介されています。

どちらを手に取られても良いとは思います。

新しいという点では「失敗しないRPA (日経BPムック)」ですが、情報量が若干少ない印象です。


日経 xTECH/日経コンピュータ (編集)
日経BP

4.実際にRPAツールを使ってみたい人

実際のRPAのツールの入門書や解説書が出版されているのは、WinActorとUiPathだけでしょうか。

先に挙げた「RPAのはじめかた ~ツールを見ながら巡る! RPAの楽しい世界」でもRPAツール別に一通りの説明はありますが、自分で開発できるような詳しい内容を知りたい人は、実際に本を読みながらロボットを作ってみてください。

実際に手で触れることで、「RPAではどんなことができるのか」ということを体感したい方にお勧めする本です。

「(サンプル付)日常業務をRPAで楽しく自動化 WinActor実践ガイド WinActor v6対応」

RPAツールの中でも比較的とっつきやすいのがWinActorです。

NTTグループで開発されたツールなので、他のRPAツールよりも日本人に向いていると思います。


株式会社インサイトイメージ (著)、 NTTデータ (監修)
インプレス

「RPAツールで業務改善! UiPath入門 基本編/アプリ操作編 」

大規模はRPAの導入等では多くの事例が出てきており、導入実績が多くなっているのがUiPathです。

UiPath社自らが監修している本なので、UiPathでできることについては、基本的なことは一通り学ぶことができる本です。

できれば、基本編とアプリ操作編の両方を読まれることをお勧めします。


小笠原 種高 (著), 天野 きいろ (著), UiPath株式会社 (監修)
秀和システム


小笠原 種高 (著), 浅居 尚 (著), UiPath株式会社 (監修)
秀和システム

「Robotic Process Automation with Blue Prism Quick Start Guide: Create software robots and automate business processes」

WinActorとUiPath以外のRPAツールを解説している本はあまりないですが、Blue Prismについて知りたいという方で、英語に自信のある人は是非Blue Prismを試してみてください。

Blue Prismは、海外では大企業を中心に導入している企業が多く、日本でも段々導入事例は増えてきています。

分かりやすく解説されているので英語が分かれば、クイックスタートができると思います。


Lim Mei Ying (著)
Packt Publishing

「Automation Anywhere A Complete Guide – 2019 Edition」

Automation AnywhereもBlue Prismと同様に海外ではメジャーなツールですが、日本でも段々と導入実績が増えてきているツールです。

Automation Anywhereについても日本語で解説している本はなかなかありません。

こちらも英語になってしまいますが、コンプリートガイドなので一通りの内容は理解できるようになっています。


Gerardus Blokdyk (著)
5starcooks

5.RPAを活用して業務改革を進めなければならない人

RPAを導入するということは、RPAツールを入れて自動化のロボットを開発するだけではありません。

現場の人に新しい働き方を理解してもらう必要があります。

「楽になるんだから、みんな協力するでしょ?」と思われるかも知れませんが実際は違います。

これまでやってきた仕事を変えることに現場の人は想像以上に抵抗感を持ちます。

働き方や組織を変えることは、色々な抵抗に合い、上手く進まないことも少なくありません。

当サイトの記事も参考にしていただければと思いますが、効果的なRPAの導入を推進していく際にお勧めの本です。

「業務改革の教科書―成功率9割のプロが教える全ノウハウ」

業務改革に関する本は、海外の翻訳が多いのですが、こちらの本は日本人による日本企業での業務改革という点で書かれています。

海外の著名な本も紹介しますが、まずは業務改革の入門書として読むと他の本も読みやすくなると思います。


白川 克 (著), 榊巻 亮 (著)
日本経済新聞出版社

「企業変革力」

企業変革やリーダーシップ論で世界的に有名なハーバードビジネススクールのジョン・コッター先生が書いた本です。

組織の継続的改善に必要なのはマネジメントであるが、
飛躍と変革に必要なのはマネジメントではなくリーダーシップである
-ジョン・コッター-

この変革に向けた8つのステップについて紹介しています。

RPAを導入して、大規模な企業変革に取り組まれようとしている方は必読です。


ジョン・P. コッター (著), 梅津 祐良 (翻訳)
日経BP

また、こちらもコッター先生が企業変革について書かれた本なので、合わせて読んでみてください。


ジョン・P.コッター (著)、ダン・S.コーエン (著)、 高遠 裕子 (翻訳)
日経BP

6.まとめ

RPAを導入するといっても、色々な準備が必要になります。

RPAは分かりやすいからとりあえず入れ始めるというケースは多いです。

しかし、入れ始めてみたけど次から次に問題が発生して、RPAの導入がとん挫してしまうケースも少なくありません。

色々なことを調べるのが大変だと思う方も多いかも知れませんが、結果的に上手く動かないという状況を避けるためにも、事前に情報収集して対策を検討してください。

そんな時に今回の記事を参考にしてもらえると嬉しいです。

RPAの企画や導入・構築・運用等でお悩みの方は当サイトの「お問合せフォーム」を使って、ご相談いただければと思います。